「もう考えすぎない!」思考の渦から抜け出す、ヨガとピラティスの恩恵
先日、カウンセラーであり、体の専門家でもある方と
お話しする機会に恵まれました。
その対話の中で、深く心に残った言葉があります。
「結局カウンセリングも、トレーニングも行き着くところは同じ。脳から行くか、体感から行くか、方法が違うだけ。どちらも向かいたいのは『自分に戻る』ということなのよ。この話、カウンセラーの仲間とよくするんだよね、結局向かう先は一緒だよねって。」
この言葉は、私たちがヨガやピラティスを通じて日々目指していることの本質を
ズバリと言い当てているように感じました。
その方は、
「脳からよりも、体の感覚のほうが分かりやすいから、
私は先に体感トレーニングをしているのよ~」
ともおっしゃっていました。
(体感トレーニングってどんなのだろう?と思いましたが…きっと、呼吸を感じたり、自分の体を優しく触ったり、ゆっくり動かしたり…体を感じるトレーニングなんでしょうね)
思考の渦から、体の感覚へ
日々の暮らしの中で、ふと気づくと頭の中が様々な思考でいっぱいになっている。そんな瞬間はありませんか?
やるべきこと、過去のできごと、未来への不安…。
一度回り始めると、なかなか止められない思考の渦に、心が疲れてしまうこともあります。
これを「脳のゴミ」と表現されることもありますが、
ゴミだと分かっていても、そう簡単には手放せないから
悩んじゃうんだよね( ̄∇ ̄)
そんな時こそ、
ヨガやピラティスで自分の体に意識を向ける時間を。
思考を無理に止めようとするのではなく、
意識のチャンネルを「頭」から「体」に切り替えるのです。
これは決して現実からの「逃避」ではありません。
むしろ、暴走しがちな思考に飲み込まれそうになっている自分を、
「今、ここ」という安全な場所へと引き戻してあげる、
最強のセルフケアなのだと思います。
体と心が教えてくれる「ちょうどいい場所」
私たちの体は、常に正直なサインを送ってくれています。
呼吸と動きが調和し、自分の内なる感覚に耳を澄ませていると
、体は「心地よさ」で応えてくれます。
逆に、ポーズやエクササイズで無理をしてしまうと
「不快」や「痛み」としてサインを送ってくれるのです。
実はこれ、心も同じです。
「楽しい」「つらい」「嬉しい」「悲しい」といった
シンプルな感情を置き去りにして、頭で考えすぎてしまうと、
自分の本当の気持ちが分からなくなってしまいます。
心理学では、自分の感情をしっかり「感じる」「味わう」ことが
とても大事にされているそうです。
例えば、「冷蔵庫に入れておいたプリンがない!」と分かった時の
こみ上げてくる怒り。🍮💓💢
心理学では、怒りは二次的な感情(二次感情)と言われ、
その根底には一次感情である「悲しみ」や「がっかり」が隠れていることが多いそうです。
「楽しみにしていたプリンがなくて、悲しかった・がっかりした」
この一次感情に気づき、「そっか、悲しかったんだね」と自分で自分に共感してあげる。
置き去りにしていた感情をしっかり感じてあげると、心はスッと軽くなります。
辛い感情は、無かったことにしなくていい。辛いままでいいんです。
痛いものは、痛い。だから緩めよう。できる範囲でやろう。
そうやって、自分を快適な方向へと導いてあげることが大切です。
「自分に戻る」ための時間を
教室でのヨガやピラティスも、まさにこの繰り返しです。
時には「きっつー!」と感じる動きもありますが、
それは「痛み」や「苦痛だ」という感覚とは違いますよね。
キツいけど、気持ちいい。自分の体の可能性を感じられる、
そんな快適さがあるはずです。
大切なのは、ポーズの完成度や他者との比較ではないですからね~😊
「今の自分の体は、どう感じているだろう?」
「今の私の心は、何を思っているだろう?」
その感覚に、静かに耳を澄ませてみること。
皆さんにとって、ヨガやピラティスの時間が、
忙しい日常や思考の渦から少しだけ離れて、
「本来の自分に戻る」ための大切なひとときとなるよう、心から願っています♪
こういうの着てると本当に楽しそうな顔してるな・・・
ではまた😊
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