初めからできたわけじゃない😊私の苦手だったポーズのお話(ダンダーサナ編)
皆さん、こんにちは。美香です。
今日は、私の昔のお話を少しさせていただきますね😊
『ダンダーサナ(杖のポーズ)』。
床に座って脚を前に伸ばす姿勢です↓↓
ヨガを始めた頃はこのポーズがとても苦手でした。
今では、そこまで苦手意識もなく
やっていますが、
当時は・・・
座ろうとすると、体が自然と後ろに傾いてしまって
『コローン』と倒れそうなくらい。
かといって、骨盤をまっすぐにしようと意識すると、
今度は膝が曲がったり。
坐骨で床をしっかりとらえるどころか、
後ろに倒れないようにこらえるので精一杯でした。
「どうしてみんな涼しい顔してやってるの?」と不思議に思ったり
「背筋と膝を伸ばすだけなのに、なぜこんなに難しいのかなあ」と、
シンプルな形なのに自分の体の動かせなさに
笑けてくるぐらいでした😊
【なぜ、できなかったのでしょう?】
なぜあんなに難しく感じたのか…今、改めて考えてみると、
私自身の経験としても、
そしてヨガの情報誌の「ヨガジャーナル」などでもよく言われることですが、
やはり太ももの裏側(ハムストリングス)の硬さ、
お腹から前腿へと畳む筋力、
それに加えて、当時の私は骨盤を立てて背骨を長く保つための
体幹の力も弱く、
また、肩甲骨を下ろし、胸を開いて背筋を心地よく伸ばす、
という感覚も掴みにくかったですね。
坐骨でしっかり床を押して、そこからすっと伸び上がる感覚も、
なかなかつかめませんでした。
色々な要素が関わり合って、
あの「コローン」と倒れてしまう状態になっていたのだと思います。
体というのは、本当に奥深いですね。
【どのようにして、できるようになったのでしょう?】
では、どうやってできるようになったのかというと…
正直にお話しすると、
「これをしたからすぐにできるようになった!」という特別な練習法が
あったわけではないのです。
どちらかというと、「いつの間にか、少しずつ楽に座れるようになっていた」という
感覚が近いように思います。
練習の中で、
お尻の下にブランケットやブロックを敷いて、座る高さを調整する。
膝を少し緩めて、まずは背筋を心地よく伸ばすことを優先する。
ハムストリングスを優しく伸ばす動きも、他のポーズで登場してくる。
といったことが繰り返し出てきて、
「ダンダーサナが苦手だから、ダンダーサナだけを頑張って練習する」ということは、
しませんでした。
日々のヨガやピラティスの練習を通して、
様々なポーズや動きに親しむ中で
知らず知らずのうちに必要な筋力や柔軟性が少しずつ育まれたり
体幹の安定がしてきたり…
体全体がゆっくりと変化していく中で、
気づけばダンダーサナも以前より心地よく感じられるようになっていた、
という感じです。
まさに、「特定の部分だけを練習すれば良い、というものではなかった」のだと
実感しました。
体は全て繋がっていて、続けることで静かに、
でも確実に変化していくものなのだな、と感じた経験でした。
ですから、効果を感じられるまでには、やはり時間が必要でした。
本当に、少しずつ、少しずつ、です。
【だから、大丈夫ですよ】
なので、もし今、ダンダーサナが苦手だと感じている方がいらっしゃっても、
焦る必要はまったくありませんよ。
体が後ろに傾いてしまうなら、ブロックやブランケットを使う、
膝を曲げる、いくらでも軽減法はあります。
何よりも大切なのは、完成された形を目指すことよりも、
今の自分の体と丁寧に向き合って、
呼吸が心地よく通る場所を探すこと。
そして、ご自身のペースで「続けていくこと」ではないでしょうか。
続けていくうちに、他のポーズが深まったり、
体の感覚が変わってきたりする中で、
苦手だと感じていたポーズも
「あれ?以前より少し楽かもしれない」と思える瞬間が
訪れると思います。
今の私にも、まだまだ難しいと感じるポーズはたくさんあります。
だからこそ、ヨガやピラティスは奥深くて、探求しがいがあり、
長く続けていける魅力があるのかもしれませんね。
一緒に、その道のりを楽しんでいけたらと思います。
ではまた(^^)
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