レッスン効果の正体は「日常での気づき」。あなたの身体は、ちゃんと覚えています。
「レッスンに来て、それから2.3日はいい感じなんだけど、
しばらくしたら元に戻ってしまう」
時々、生徒さんからお聞きする時があります。
「レッスンで整えた身体が、普段の生活でまた戻ってしまう」という現実に
少しだけ無力感を感じてしまうことがありました。
しかし、最近、ある生徒さんからいただいた一言で
レッスンがもたらす本当の効果について、確信を持つことができました。
今日はそのお話です。
結論:レッスン効果は「日常動作の変化」に現れる📝
先日のヨガのクラスでは
「脚のポジションと横アーチの踏み込み」を感じてもらうべく
壁を使ったトレーニングを入れました。
身体の土台である足元を整えることで、
歩行がどう変わるかを体感してもらうのが目的です。
レッスン後、生徒さんからこんな嬉しいご報告をいただきました。
「帰りの歩きやすさが、来る時と全く違いました!足がすごく軽かったです!」
このご報告にこそ、レッスンの本質が隠されています。
ポイントは2つです。
・「心地よさ」を身体が記憶したこと
・日常動作の中で「いつもとの違い」に気づけたこと
レッスンで「正しい足裏の使い方で歩くことの気持ちよさ・軽さ」をインプットした身体は、その感覚を覚えています。
だからこそ、無意識で行う「歩く」という日常動作の中で
「あれ?いつもより楽だぞ?」という
ポジティブな違和感に気づくことができたのです。
「元に戻る」のではなく「気づける」ようになる
私たちは、レッスンで「身体の正解」を体験しています。
それは、いわば**「身体のチューニング(調律)」**です。
レッスンが終われば、日々の癖や習慣によって、
音は少しずつズレていってしまうかもしれません。
しかし、一度「正しい音」を知った身体は、音がズレた時に「あれ、なんだか気持ち悪いな」と気づけるようになります。
デスクワーク中に、肩が内側に入っていることに気づく。
スマホを見ている時に、首が前に出ていることに気づく。
重い荷物を持った時に、腰に負担がかかっていることに気づく。
この**「気づき」**こそが、レッスンがもたらす最大の贈り物です。
そして、その気づきの回数が増えれば増えるほど、
私たちは日常の中で、自分自身で身体を整えることができるようになっていきます。
それは
日常の動作に必要な筋力や柔軟性を日常の動作そのもので
トレーニングしているようなものなのです。
**「元に戻ったことに気づき、自分で修正できる身体になる」**ために
私たちはトレーニングを続けているのです。
心もそうですね。
深い呼吸、目標に向かう集中力、現地点の客観視、など
ヨガとピラティスでの精神状態です。
あなたの身体は、あなたが思っている以上に賢く、
レッスンの感覚をちゃんと覚えていてくれています。
ヨガもピラティスも日常の延長線。
「心も身体も日常がヨガであり、ピラティスですよ。」
ていう感覚になってきたら占めたものですね( ̄∇ ̄)💓
マットの上での1時間が、
マットの外での豊かな時間につながっていることを信じて
これからも一緒に身体と心に向き合っていきましょう。
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