ヨガで「脇がつる」?目覚めた筋肉👀
みなさん、お元気ですか?
美香ヨガ&ピラティス東大阪の美香です😊
スポーツなどで
「脇の下から胸にかけてが、つった感覚」を
経験したことはありませんか?
ヨガをしていて
「脇の下から胸にかけてが、つった感覚」があるとしたら
実はこれ、眠っていた筋肉**前鋸筋(ぜんきょきん)**という筋肉が
急に目覚めたのかもしれません。
前鋸筋は、肋骨の側面から肩甲骨の内側にかけて扇状に広がる、
まるで「ノコギリの歯」のような形をした筋肉です。
普段の生活ではあまり意識することがないため、
まさに**「眠っている筋肉」**とも言えます。
この筋肉が、ヨガのポーズで目を覚ます瞬間があります。
特にダウンドッグやプランク、チャトランガなど、
腕で体重を支えるポーズでは、
前鋸筋が肩甲骨を安定させるために一生懸命働いてくれます。
逆に、前鋸筋をストレッチしている時に
つった感覚があったのなら
急激な筋肉の伸びを防ぐために前鋸筋が収縮してつる、
ということもあります。
普段使っていない筋肉が急に頑張ることで、
つったような感覚や、筋肉痛に似た張りを感じることがあるのです。
もし、レッスン中に脇の下や胸がつったような感覚があったら、
無理をしないでポーズを緩めましょう😌
前鋸筋の主な役割は、「肩甲骨の安定と動きのサポート」です。
肩甲骨は、実は肋骨の上に浮いているような状態。
腕を上げたり、引いたり、回したり…と、
様々な方向に自由に動くことができるのも、この肩甲骨の自由度が高いから。
そして、その自由な動きを支え、安定させているのが前鋸筋です。
【前鋸筋がしっかり使えると…】
1. 姿勢の改善
前鋸筋は、肩甲骨を肋骨にしっかりと固定し、安定させる役割を担っています。肩甲骨が正しい位置に収まり、猫背の改善や美しい姿勢につながります。
2. 肩や腕の動きがスムーズに
腕を上に上げたり、前に伸ばしたりする動作がスムーズになります。日常生活での動作(例えば、高い場所のものを取る、服を着替えるなど)
3. 深い呼吸ができるようになる
前鋸筋は、呼吸を助ける「呼吸補助筋」の一つでもあります。胸郭(肋骨や胸骨で囲まれた部分)が大きく広がり、深い呼吸がしやすくなります。深い呼吸は、自律神経を整え、リラックス効果を高めることにもつながります。
4. 肩こりや首の痛みの軽減
巻き肩や猫背の姿勢は、首や肩周りの筋肉に過度な負担をかけ、肩こりの原因となります。前鋸筋を使い、正しい姿勢を保つことで、これらの筋肉の緊張が和らぎ、肩こりや首の痛みの軽減が期待できます。
ヨガのレッスンでは、プランクやチャトランガといったポーズで前鋸筋を意識的に使うことで、これらの効果を実感できるようになります。
ダウンドッグやプランクが安定する
腕で床を押す力が強くなり、肩甲骨が安定するので、
肩への負担が減り、体幹がしっかり使えます。
アームバランス系ポーズへの土台ができる。
逆転のポーズやアームバランスでは、肩周りの安定が不可欠。
前鋸筋が肩甲骨をしっかり支えてくれるので、安心してチャレンジできます。
チャトランガが楽になる
肩がすくんだり、肩甲骨が浮き上がるのを防ぎ、
安全にポーズを深めることができます。
といっても
前鋸筋を鍛えるばかりでは身体の前後のバランスが
崩れてしまいますので
ストレッチでゆるめたり
前鋸筋の働きとは逆の
肩甲骨を背骨の中心側へと引き寄せる筋力も
使ってバランスをとりたいものです。
普段感じられない見えない筋肉は
縁の下の力持ちですね😊
健気な筋肉さんたちに感謝です💓💓💓
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