そっとどうぞ、の兄妹関係
相手がしてくれた優しさに
気づくときもあれば
気づかないこともありますね。
何にもしてくれていないようでそうじゃない、
素っ気ないように見えてそれでいいんだ、と思ったこと
がありました。
今日は、そんな我が家の兄妹の仲をお伝えしたいと思います。
うちの子どもたち、兄妹同士は、小さい頃からあまり会話がなく
二人で話している姿を、私はほとんど見たことがないように
思います。
でも、だからといって仲が悪いわけではなくて。
むしろ、お互いを気にかけていることは、日々のふとした場面から伝わってきます。
ついこの間のある朝、高校生の娘の自転車のバッテリーが家の充電器にささったままでした。
「どうやって学校行ったの?」と聞くと、「にいにの自転車借りた」と、さらっとした返事。
後日、娘より3つ年上の息子に「自転車貸してあげたんだね」と言うと、「知らん。あー、だからチェーンキーの番号が変わってたんだ。これまで何度かあったけどこれで謎がとけた」そうかそうか、と納得した様子。
「言ってなかったんだね」と笑い合ったあと、
息子がぽつりと一言。
「空気入れな」
それは、妹がまた使うかもしれないから、いつでも乗れるようにしておいてあげる、
という意味でした。
ただ、そっと準備しておく。
そんなやさしさに、「やるな、こいつ・・・」と
母(私)はジーンときたのでありました。
言葉は少なくても、攻撃することもなく、
「そっとどうぞ」と差し出せる関係。
言葉数が少なく
目立つようなタイプでもなく、
優しさはオモテに見せない。
ツンデレ妹には、この兄ちゃんしかない。
この関係は、これでいいんだ、と思った出来事でした。
私もあえて娘には言わず、
娘がもう少し大きくなって結婚する時が来たら
こんな兄ちゃんに守られてたんだよ、と伝えようかな。
いや、娘が1番よく知っているかもなぁ。
物事がなんとなく上手くいっているとしたら
誰かのさりげない優しさに守られているのだなぁなどと思いました。
ヨガやピラティスにこじつける訳ではないのですが
やはり、こういうときは、「身体」もそうだな~などと思います。
身体は呼吸を継続させて心臓を動かし
体温は外気が暑くとも寒くとも
一定に保ってくれているなぁ~
ではまた♪
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